Development Environment

mixer2を使ったアプリケーションの開発は、一般的なJava言語用IDE(統合開発環境)で可能です。 Eclipse, NetBeans, IntelliJ IDEAなど、お好みのIDEを使ってください。

ビルドツールに関しても、ant、mavenなどを問いません。 mavenの場合はdownloadのページを参考にpom.xmlにdependencyタグを追加するだけです。 antの場合はdownloadのページからzipアーカイブをダウンロードし、 含まれているjarファイルをクラスパスに追加してください。

For BEGINNER

もしもあなたがまだJava開発に慣れない初心者なら、こうした開発環境の準備には意外とてこずるかもしれません。 そこで、ここではJDKとEclipseの準備方法を解説します。

JDK

JDKをまだインストールしていない場合にはまず最初にインストールしておいてください。 JRE(Java実行環境)ではなくJDK(Java開発環境)が必須です。 Oracleの公式ホームページからJDKのインストーラをダウンロードし、インストーラを実行するだけです。 バージョンはJDK6以上を使用してください。

Eclipse IDE for Java EE Developers (以下 Eclipse)

Eclipseのバージョン 3.7 indigo (2011/6) 以降、Eclipseには m2e(maven連携プラグイン)が標準搭載されるようになりました。maven3.xそのものも組み込まれています。 それ以後のeclipseには同様にwtp(Web Tools Platform)プラグインも同梱されるようになりましたので、 TomcatのようなWebアプリケーションサーバとの連携と開発も非常に容易になりました。

しかし、jettyやtomcat-embedに代表される組み込み型APサーバライブラリを使用してアプリケーションを作成すれば、 よく見かける public static void main(String args[]) System.out.println("Hello World.") のようなmain()メソッドそのままでWebアプリケーションとして稼働させることが可能なため、 Tomcat等を用意したうえでwtp,wtp-m2eといったプラグインに頼る必要すらありません。

こうしたことから、2015年現在では、標準配布されているEclipse単体のみで Java/Webアプリケーションを作ることは十分に可能でしょう。

Eclipseの公式サイトから Eclipse JavaEE developersをダウンロードして展開してください。 2015年6月現在の最新版はEclipse 4.5 Marsです。

開発を始める

Mixer2はWebアプリケーションを意識したテンプレートエンジンです。 Webアプリケーションそれ自体の開発手法は問いませんので、 いわゆるサーブレットプログラミングのような原始的なWebアプリケーション開発での利用も可能です。

しかし実際には、 SpringMVC, SAStruts, JAX-RS等のなんらかのMVCフレームワークとMixer2を 組み合わせたアーキテクチャが現実的でしょう。

Mixer2, Spring MVC, Spring Bootを組み合わせて開発することを想定した フルーツショップECサイトのコードがサンプルとして用意されています。 詳しくは SpringMVC+Mixer2サンプル を参考にしてください。